はじめに

「製造日報を毎日つけているけれど、集計に時間がかかりすぎる」というお悩みは、相模原市周辺の製造業の現場でよく耳にします。この記事でわかることは次の3点です。

  • 製造日報をデジタル化すると具体的にどれくらいの時間が削減できるか
  • 紙・エクセル日報が時間を奪う原因
  • 数値で効果を確認するための考え方

製造日報のデジタル化でどれくらい時間削減できる?

結論から言うと、製造日報とは、生産数量・稼働時間・不良数などの現場情報を日次で記録する帳票であり、これをデジタル化すると月20時間前後の事務作業削減につながるケースが少なくありません。

紙日報が時間を奪う3つの原因

紙の日報は「記入」「回収」「転記」という3つの工程を経てはじめて数字として使えるようになります。この転記作業こそが最も時間を奪う工程であり、二重入力によるミスの温床にもなっています。

エクセル日報でも解決しきれない理由

エクセルに移行しても、ファイルの共有・集計作業は人手に依存したままです。担当者が変わるたびに関数が崩れる、といった相談も少なくありません。

ひとことまとめ:製造日報の時間ロスは「記入」ではなく「転記・集計」に集中しており、そこを自動化するだけで削減効果が大きく出ます。

数字で見るデジタル化の効果

CREWの支援実績では、相模原市の金属加工業C社が、AppSheet(Googleが提供するノーコードの業務アプリ作成ツール)でスマホ入力型の日報アプリに切り替えたところ、導入から2ヶ月で月あたりの集計時間が約22時間から3時間に減少しました。

効果が出やすい業務の特徴

生産数量・稼働時間・不良数など、毎日決まった項目を記録している業務ほどアプリ化の効果が出やすい傾向があります。逆に、記録項目が毎回変わるような業務は、先に項目を整理してからのアプリ化がおすすめです。

自社の場合はどれくらい削減できるか気になった方は、無料相談で概算をお伝えしていますので、お気軽にどうぞ。

集計方法月あたりの集計時間目安
紙日報+手集計20〜25時間
エクセル日報10〜15時間
アプリ日報(自動集計)2〜5時間

ひとことまとめ:日報アプリ化による削減効果は、集計時間で比較すると紙日報の8割前後になるケースが多く見られます。

製造日報デジタル化で失敗しやすいポイント

現場の項目をそのままアプリに移すだけでは効果が出ません。CREWが支援した案件でも、入力項目を精査せずにアプリ化した結果、入力に時間がかかりかえって現場の負担が増えたケースがありました。項目の棚卸しを先に行うことが成功の分かれ目です。

よくある質問

Q1. 製造日報のデジタル化にはどれくらいの期間がかかりますか?

項目数にもよりますが、シンプルな日報アプリであれば着手から3〜4週間程度で運用開始できるケースが多いです。

Q2. 現場のスタッフがITに不慣れでも使えますか?

スマホの入力フォームに項目を選ぶだけの設計にすることで、パソコン操作が苦手な方でも問題なく使えるようにできます。

Q3. 既存のエクセル日報のフォーマットは活かせますか?

はい。既存フォーマットの項目を整理した上でアプリに落とし込むため、記録の考え方はそのまま引き継げます。

まとめ

製造日報の時間ロスは記入そのものより「転記・集計」に集中しています。デジタル化によって月20時間規模の削減事例もあり、まずは自社の現状の集計時間を数えてみることが第一歩です。