はじめに
「うちの業界は特殊だから、システム化なんて無理」
そう思っている社長さん・担当者さんにこそ読んでほしい記事です。
この記事でわかること:
- 事務作業の悩みが業種を越えて共通する理由
- 業種を問わず効く事務作業の効率化アプローチ
- 行政書士事務所を支援して見えた実際の変化
なぜ事務作業の悩みは業種を越えて共通するのか?
結論から言うと、事務作業の悩みの正体は業界知識ではなく「転記・二重入力・探す時間」という作業のかたちにあるからです。
CREWは神奈川県相模原市を拠点に、製造業や建設業を中心に事務作業の効率化を支援してきました。先日、初めて行政書士事務所を支援しましたが、驚いたのは悩みの中身が製造業とほぼ同じだったことです。
悩みの正体は「業務のかたち」
顧客情報を紙の台帳とエクセルに二重で管理する。同じ内容を見積書・請求書・報告書に何度も転記する。過去の書類を探すのに時間がかかる。これは製造業の日報でも、建設業の工程表でも、行政書士の許認可書類でも、まったく同じ構造です。
定型業務は効率化の入り口
定型業務とは、手順とやることが毎回ほぼ決まっている繰り返しの業務のことです。判断が必要な専門業務と違い、定型業務は仕組みに置き換えやすく、効率化の効果が最も出やすい領域です。
ひとことまとめ:事務作業の悩みは業界の特殊性ではなく「転記・二重入力・探す時間」という共通のかたちで発生する。
業種を問わず効く効率化の進め方とは?
事務作業の効率化は、道具選びより先に「業務の棚卸し」から始めるのが鉄則です。
手順1:二重入力と転記を洗い出す
まず1週間、同じ情報を2回以上入力している場面を書き出します。ここが効率化の金脈です。
手順2:情報の置き場所を1つに決める
Google Workspaceとは、Googleが提供する、メール・カレンダー・文書・表計算などが一体になった仕事用のクラウドサービスです。顧客情報や案件情報をスプレッドシートに一元化するだけで、「探す時間」と「転記」は大きく減ります。
手順3:入力の入り口を整える
現場やお客様先からスマホで直接入力できるようにすれば、事務所に戻ってからの清書作業がなくなります。ここまで来たらAppSheetのようなノーコードツールの出番です。
ひとことまとめ:事務作業の効率化は「二重入力の洗い出し→情報の一元化→入力の入り口整備」の順で進めると業種を問わず機能する。
自社(自事務所)ならどこから手を付けるべき?と思った方は、[無料相談はこちら]からお気軽にどうぞ。
行政書士事務所では何が変わったか?
CREWが支援した行政書士事務所では、顧客・案件情報の一元化から着手しました。
以前は、依頼のたびに紙の受付メモ→エクセルの案件表→請求書と、同じ情報を3回入力していました。スプレッドシートで案件台帳を一元化し、そこから書類へ転記される流れを整えた結果、1件あたりの事務処理時間が目に見えて短縮され、「どの案件がどこまで進んでいるか」を事務所全員が把握できるようになりました。
印象的だったのは、先生の「専門業務に集中できる時間が増えた」という言葉です。効率化の目的は本業に使える時間を取り戻すことなのだと、私自身が再確認した事例でした。
ひとことまとめ:行政書士事務所でも製造業でも、情報の一元化による効率化の効果はまったく同じように現れる。
よくある質問
Q1. ITが苦手なスタッフばかりでも効率化できますか?
できます。効率化の第一歩は道具の操作ではなく「二重入力を洗い出す」ことなので、ITスキルは不要です。CREWの支援では、普段お使いのエクセルの延長線上にあるスプレッドシートから始めるため、現場の負担を最小限にできます。
Q2. どの業務から手を付けるのがよいですか?
「同じ情報を2回以上入力している業務」が最優先です。転記は時間を奪うだけでなく入力ミスの温床でもあるため、ここを一元化するだけで効果を実感しやすく、次の効率化への社内の理解も得やすくなります。
Q3. 士業や小規模事務所でも支援を依頼できますか?
可能です。CREWは相模原市を拠点に製造業・建設業を中心に支援していますが、事務作業の構造は業種を問わず共通のため、士業・サービス業など少人数の事務所でも同じ進め方で効果が出ています。
まとめ
事務作業の悩みは「転記・二重入力・探す時間」という業種共通のかたちで発生すること、効率化は棚卸し→一元化→入力の入り口整備の順で進めること、効果は業種を問わず同じように現れること。「うちは特殊だから」と諦める前に、まず自社の二重入力を数えてみてください。